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人民元預金の有効活用法
今週は香港の旧正月休み明け&日本の連休と重なった影響もあり、ほぼ連日の顧客対応となったため、メール返信に大幅な遅延が生じております。アシスタントの方も今週から出勤して頂いていますが、大量に溜まった経費領収書の集計作業をお願いしているため、顧客対応業務をサポートして頂くのは来週以降となる見込みです。メール返信をお待たせしてしまっている方は、誠に申し訳ございません。日曜日となりましたので、本日はブログ更新日とさせて頂きます。

華南マンスリーに隔月で連載記事を掲載している効果もあり、最近は中国在住の方からのお問い合わせも増えてきました。中国在住者向け運用プランの提案で、一番ネックになるのは、やはり中国から香港への送金の問題です。また、将来的な人民元切り上げ期待から、ある程度の人民元預金を保持したまま、香港への送金手段を確保しておきたいというお問い合わせも増えています。中国から香港への個人名義での海外送金は、1人当たり年間5万USドルまでに制限されており、中国の銀行窓口で雇用証明、給与証明、納税証明などの各種書類を提示する必要があります。中国から人民元の現金持ち出しは、1人当たり1日2万元までに制限されており、香港の銀行でも1日2万元相当までしか入金することができません。

中国の人民元預金を保持したまま、合法的に香港の保険会社の口座へ預金を移す方法としてお薦めしたいのが、クレジットカードを活用した積立投資プランです。積立投資プランの積立金をクレジットカード請求にする場合、毎月の積立額に対して1%の手数料がかかりますが、流動性の低い人民元預金を合法的に海外へ送金するための手数料と考えて頂くと思います。なお、積立投資プランは最初の18ヶ月間が積立必須(=A口座)、19か月目以降の積立金(=B口座)はいつでも取り崩しが可能なプランなので、純粋な送金目的ならば、低リスク低リターンのファンドを中心に積み立てていくと良いと思います。

中国にある人民元預金を、合法的に香港の保険会社の口座へ移す方法として、もう一つお薦めしたいのが、海外居住者向けの貯蓄型生命保険を活用する方法です。このプランは、初年度分の保険料に相当する金額を最初に持参もしくは送金して頂く必要がありますが、次年度以降の保険料はクレジットカード請求にすることが可能です。保険料を満期まで支払い終えることで元本が保証され、それ以降は香港の銀行口座で配当収入を定期的に受け取ることができますので、貯蓄と保障を兼ねた香港の金融機関ならではの優れたプランと言えます。

上記いずれのプランも、使用可能なクレジットカードはVisaもしくはMasterカードとなります。最近は、中国在住者向けに、日系航空会社と中国の銀行が提携したクレジットカードも発行されているようですので、まずはこうした提携カードを利用することが、中国から香港への送金手段を確保する方法として近道と言えます。私も最近、中国への出張が増えてきたので、そろそろ人民元で決済可能なクレジットカードを申請したいと考えています。

国外への送金手段を確保しておくことも大切です。宜しければ、ブログに合格点を!

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人民元預金は資産運用手段として有効か?
本記事は、華南マンスリー2月号掲載記事と同じ内容です。

「人民元預金は資産運用手段として有効か?」という問いかけに対しては様々な意見があると思いますが、私自身は「有効ではない」という立場を主張し続けています。まず、中国国内での人民元預金口座開設そのものは、中国の非居住者でも簡単に開設することができます。但し、中国国内に持ち込みできる外貨は1回当たり2万元相当までに制限されています。中国国外に人民元を持ち出す場合も同様に、1回当たり2万元までしか持ち出すことはできません。中国の銀行から海外送金する場合は年間5万USドルまで可能ですが、必ず銀行の窓口まで出向く必要がありますし、収入証明、納税証明、雇用証明などの書類提出が必要となります。海外送金の手続きが複雑であるため、中国在住の方でも、銀行窓口で一度に手続きを終えることはできません。滞在時間が限られる旅行者の方が、中国の銀行から海外送金手続きをスムーズに行なうことが簡単ではないことは、容易に想像することができます。中国で銀聯カードというデビットカードを発行してもらえば、中国国外で1日1万元までの現金引き出しが可能となりますが、これも原則として中国在住者向けのサービスなので、政策変更のリスクが伴います。

昨年6月に人民元相場に関して、米ドル固定レート制を解除して、変動相場制に移行するとの発表がありました。これによって人民元が大きく切りあがる可能性が取り沙汰されましたが、実際にはそのような動きにはなっていません。変動相場制と言っても、複数の通貨レートを参考にして人民元レートを決めるバスケット通貨制度になっているため、ドルとユーロが相対レートで弱くなっても、日本円など他の主要通貨が相対レートで強くなっている場合、人民元の上昇幅は低く抑えられることになります。中国はいまだに厳しい外為管理規制を敷いており、今後の人件費上昇に加えて、急激な人民元高は輸出企業に及ぼす影響が大きいため、短期的に人民元が一本調子で切りあがる可能性は考えにくい状況となりました。今後、中国の輸出企業の不振が続く場合は、逆に人民元を切り下げて、人民元安となる可能性さえあります。変動相場制へ移行したということは、将来的に人民元が切り上がる可能性だけではなく、経済情勢に応じて、大幅に切り下げを行なう可能性も排除できなくなったということです。
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中国で働くということは?
今月は各地への出張が多いのですが、3日間の広州出張を終えて、広九直通列車の待合ロビーでこのブログを書いています。ネットに繋がっていないときが、私にとってブログを更新する一番のチャンスです。ネットに繋がっているときは、常にお客様からの問い合わせ対応に追われているからです。メールの返信が遅れることは多々ありますが、頂いたメールには必ず返信させて頂いておりますので、お気軽にお問い合わせください。しかしながら、現状は香港に来る予定のある方(もしくはその意思のある方)を優先して対応させて頂いておりますので、それ以外の方からの資料送付のご依頼は少しお時間を頂くことになりますので、何卒ご了承ください。私が目指す路地裏の小さな名店も少しづつ有名になってきてしまったため、現状は料理の品質を落とさないために、私自身は厨房にこもりっきりで、出来あがった料理をお客様に運んで頂いているような状況です。中に入ることが出来ないお客様は、外でずっとお待たせさせてしまっており、誠に申し訳ございません。本当は店内の席数を増やして、ウェイターを雇うべきなのかもしれませんが、いまはまだその時期ではないと思っています。

前置きが長くなりましたが、今回の広州出張では、パソナ広州さん主催セミナー「JOB博チャイナ」の講師を務めさせて頂き、中国で現地採用で働く多くの日本人若手社員の前で、私自身の現地採用キャリアと起業体験談についてお話させて頂きました。私自身も今から10年以上前に、香港で現地採用スタートでしたが、外資系企業に勤務していたため、ジュニアポジションからマネージャーポジションに昇進するチャンスを与えられ、入社3年目には年収が1000万円を超えるなど、20代の現地採用としては非常に恵まれていた方だと思います。しかし、若気の至りで、その頃に稼いだお金はほとんど使い果たしてしまったのですが・・。詳しくは、2009年8月22日ブログ「私の履歴書(9)ロイターのトップセールスマンになる!」をご参照ください。

中国人も、出世と高待遇のチャンスが与えられる外資系企業では生き生きと働いていますが、日本的な人事制度をそのまま持ち込む日系企業の人気は低いようです。人事制度面においても、日本の常識は世界の非常識ですので、日本的な人事制度をそのまま持ち込んでいては、優秀な中国人社員を繋ぎとめることはできません。これは中国で現地採用で働く20代の日本人若手社員にとっても同じことが言えます。日系企業で現地採用ジュニアポジションの求人は豊富にあるようですが、マネージャー以上のポジションは日本から派遣される駐在員が占めているため、現地採用社員は30代前後で日本へ帰国せざるを得ないケースが多々あるようです。
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