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香港の保険運用が有利な理由


香港の保険運用が有利な理由

香港の保険商品は元本確保型の資産運用商品としては世界一競争力が高いと言われております。なぜ世界中の富裕層の資金が香港に集まってくるのか、これにはいくつかの理由があります。

まず、米ヘリテージ財団が発表した2018年の「経済自由度指数」で香港は24年連続で世界一の評価を得ています。経済自由度指数は「ビジネスの自由」「貿易の自由」など12項目
を100点満点で評価したものですが、香港は「財政の健全さ」では満点を獲得しています。香港では戦後は一度も保険会社が倒産したことはなく、2008年のリーマンショック時にも香港内の銀行預金は全額保護の対象となったため、個人が安心して資産運用できる環境が整っています。

香港の保険商品は、米ドル、香港ドル、人民元の3通貨で運用することができますが、米ドル建て保険で比較した場合、日本国内で購入できる米ドル建て保険よりも最低利率が高くなります。

例えば、日本国内M保険が提供するUSドル建一時払終身保険に40歳男性が加入する場合、一時払い保険料US$100,000に対して、30年後の最低利率はUS$138,860(元本の1.39倍)となります。一方、香港のS保険が提供する一時払い確定利回り型個人年金プランに40歳男性が加入する場合、一時払い保険料US$101,336に対して、30年後の最低利率はUS$187,850(元本の1.85倍)となります。

次に、日本国内M保険が提供する積立型のUSドル建終身保険に30歳男性が加入する場合、年間保険料US$2,861x15年払い(総支払い保険料=US$42,912)に対して、65歳時の最低利率はUS$63,381(元本の1.48倍)となります。一方、香港S保険が提供する積立型の確定利回り型個人年金プランに30歳男性が加入する場合、年間保険料:US$2,810x15年払い(総支払い保険料=US$42,152)に対して、65歳時の最低利率はUS$83,240(元本の1.97倍)となります。
上記プランに予定利回りを含めた場合、更に差が開くことになりますが、ここでは割愛させて頂きます。香港の保険商品は資産運用益が非課税になることも大きな魅力の一つと言えます。但し、保険契約の満期時に日本在住の場合、日本国内での確定申告手続きは必要となります。大切な資産は香港で長期運用して、満期時には海外資産運用収益が非課税となる国に住んでいることが理想的なパターンと言えます。満期は最長100歳まで設定できるので、ご自身のリタイアプランに海外での長期滞在ビザ取得を組み合わせて検討して頂けると良いかと思います。

ドル建ての定期預金でもっと高い利回りを提供するアジア新興国の銀行もありますが、アジア金融危機の再発で銀行が倒産してしまっては元も子もありません。香港の金融機関は過去数度の金融危機を経験して、その度に金融システムが強化されてきております。香港の保険会社の格付けがJ国債の格付けよりも高いことを考えると、大切な資金はタンス預金よりも香港の保険会社で長期運用する方がよほど安全性が高いと言えます。

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