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アベノミクスは失敗、必要なのは円高
abe9

デンマークの投資銀行サクソバンクのスティーン・ヤコブセン最高運用責任者(CIO)、ロイターとのインタビューで、安倍晋三首相の経済政策であるアベノミクスについて「すでに失敗している」と述べ、日本には円高が必要だとの見解を示しました。また、日本企業は為替を言い訳に改革を怠っていると指摘し、利益の増加や生産性の向上などに努めるべきだと主張しています。

インタビューの概要は以下の通りです。

(1)日本経済の現状をどうみるか?

「アベノミクスは失敗に終わったと思う。(「アベノミクス2.0」として打ち出された)新三本の矢は、もはや矢ではない。構造改革はどこに行ったのか?」

「中央銀行が低金利政策をこれ以上継続しても効果がないことは政策担当者や学識者も認めるところだ。むしろ財政政策に対する負の影響が上回っているのが現状。だからこそ日銀も追加金融緩和に踏み切っていない。」

(2)為替について。

「ドル円相場の上昇に伴い資産価格は上昇してきたが、それも最終局面に差しかかっている。一時的に130円まで上昇する可能性はあるものの、1年後にはドルが下落し、2年後にはさらに一段のドル安が進むとみている。」

「ドル下落は、私が2016年に起きると考える変化だ。ドル安になれば、コモディティ価格は安定し、新興国市場の投資意欲は高まり、ひいては日米欧の輸出セクターへの追い風となり、世界経済の成長に寄与するだろう。」

(3)日本に求められることは。

「私は、日本に必要なのは円高だと確信している。日本は今年を振り返り、低金利、エネルギー安、円安の1年の末にリセッション(景気後退)に陥ったという現実を見つめるべきだ(7─9月期GDPが2四半期連続でマイナスとなり、欧米の定義ではリセッション入りとされる)。」

「円安は資産価格を人為的に上昇させはするが、それは長期的かつ継続的な企業の収益力強化や生産性向上に基づくものではなく、日本経済の問題の解決策とはならない」

以下は、本記事に対する私の感想文です。

日経平均が2万円台を回復、上場企業が過去最高利益を更新といったニュースを読むたびにもやもやした気持ちになっていましたが、ようやく気持ちがすっきりしました。記事の書き手は、やはり外国人の方でした。

アベノミクスを一言で表すならば、「大企業優遇政策」と言えます。金融緩和と円安誘導を二本柱にして、大企業の業績が回復すれば、下請けの中小企業、個人にも恩恵が及ぶとの目論見でしたが、実際にはそのようにはなっていません。

日本が輸出大国であったのは既に昔話で、現在はGDPの6割が個人消費の内需大国になっています。円安で一部の大企業が恩恵を受けることができたとしても、部品を輸入に頼る大多数の中小企業、大部分の日用品を輸入に頼る個人にとってはマイナスの効果しかありません。

アベノミクスは失敗、必要なのは円高です。
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