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人民元国際化の行方
余額宝のような新興金融サービスへの資金流出は、中国の銀行の上限金利が制限されていることが原因。

ここ最近、弊社へのお問い合わせ件数がまた増えてきており、なかなかブログを更新する時間がありませんでしたが、ようやくひと段落したので、久しぶりにブログを更新させて頂きます。ここ最近、気になっているニュースは、人民元の自由化と国際化が思った以上に早く進む可能性が高くなってきているということです。

3月31日付けの日刊香港ポストによると、HSBCホールディングスのスチュアート・ガリバーCEOはHSBC主催のフォーラムで人民元の自由兌換は2017年に実現するとの見通しを示した、とのことです。ガリバーCEOは「人民元の自由兌換実現は時間の問題に過ぎない」と述べ、同行では昨年、自由兌換は18年に実現すると予測していたが現在の発展規模や中国の改革スピードからすると17年には実現すると指摘しました。中国は今後、世界金融でさらに重要な役割を担うため、中国の越境資金流通は3年以内に倍増するとみられています。

一方、3月17日付けのビズプレッソネットによると、アリババ・グループのオンライン・マネー・マーケット・ファンド(MMF)「余額宝」など、ネットの新興金融サービスが与える銀行などの金融機関への影響が拡大していることで、銀行などから批判の声が上がっているそうです。「余額宝」とはオンライン決済サービスの「支付宝」ユーザーが支付宝から自由なお金を余額宝に移し、理財商品を購入できる仕組みです。最低購入額の制限はなく、1元から購入することができ、購入・売却の手数料もかからないそうです。銀行の定期預金金利が3%前後の中、余額宝の年利は5〜6%となっているとため、伝統的な銀行の定期預金から新興オンライン・マネー・マーケット・ファンドへの資金流出が続いているそうです。

「余額宝」のような新興金融サービスへの資金流出が続いている理由は、中国の銀行の上限金利が制限されていることが主な原因と思われます。中国は今後、世界金融でさらに重要な役割を担うことになるため、人民元の自由兌換と金利の自由化を早期に進めていく必要性が生じていると言えます。これまで中国に駐在されている方は、人民元預金の両替と送金規制に悩まされてきましたが、こうした問題が解決される日がそう遠くない将来にやってくることになるのかもしれません。
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