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香港区議選、民主派が歴史的勝利
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2019.11.26 Tuesday 18:15
香港区議選、民主派が歴史的勝利
11月24日投票の香港区議会議員選挙は、民主派が全議席の8割超を獲得して圧勝しました。区議会は本来、地域にかかわる身近な問題を討議する場ですが、民主派はデモへの賛否を問う「事実上の住民投票」と位置づけて選挙戦を展開しました。若者を中心に初めて票を投じる有権者も多く、投票者数は約294万人と前回から倍増しました。
香港の区議会は小選挙区で有権者が一人一票を投じる普通選挙制となっており、民意が最も反映されやすい仕組みになっています。一方、立法会選挙は中国本土と関係が深い業界団体代表が多い職能枠が半分を占め、親中派に有利な制度となっています。ただ全70議席のうち6議席は区議から選ばれるため、20年の次回選挙で民主派が過半数を取る可能性もゼロではなくなりました。
22年に予定される行政長官選挙にも一定の影響がありそうです。行政長官は親中派しか立候補できない仕組みになっていますが、区議選の結果、民主派は長官を選ぶ選挙委員1200人のうち、区議枠の117人を総取りする見通しです。弁護士など民主派が強い業界の代表と合わせれば3分の1を超える見通しとなり、民主派の投票行動も無視できなくなります。
予想を上回る民主派の勝利は、政府の統治危機に対する有権者の怒りが勝因に結びついたと言えます。人々は1票を投じることで、香港政府の締め付け、香港警察のやり方に同意しないという明確なメッセージを発しています。
今回の区議選は香港にとって、いや世界にとって歴史的な一日となりました。いまの香港では小学生からお爺ちゃんお婆ちゃんまで、皆が香港の将来について朝から晩まで真剣に語り合っています。真の民主主義の姿がここにあると思います。これで一件落着にはならないとは思いますが、香港人の民意が示されたことに大きな意味があると思います。
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最近の香港デモ情勢について
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2019.10.08 Tuesday 01:41
最近の香港デモ情勢について
10月以降、香港のデモ活動が激しさを増す状況となっています。10月1日は九龍サイドの繁華街である尖沙咀から旺角まで地下鉄が止まってしまったため、ネイザンロードを徒歩で移動することになったのですが、破壊活動が政府施設や駅だけではなく、銀行や商店にも広がっています。ただ無差別に破壊しているわけではなく、いわゆる親中派の銀行や商店がターゲットになっています。吉野家や味千ラーメン、スターバックスも落書きされていましたが、香港側の経営者が親中派ということのようです。民主派市民と親中派市民の対立による社会の分断も大きな社会問題になっています。
こうした状況下において中国の観光客は激減していますが、欧米の観光客は子供を抱えたまま悠然と道路を眺めていました。早く平和な香港に戻って欲しいと思いますが、デモ隊は2003年から毎年のように平和的なデモ活動をしてきた、でも政府に無視され続けてきた、そのことが彼らの怒りのパワーに変わっています。今回は一歩も引かない彼らの熱い想いも伝わってきました。私はこうして情報発信することしかできませんが、日本の皆様にも引き続き香港の情勢に関心を持って頂ければ幸いです。
10月4日には覆面禁止法の強制発令を受けて、デモ活動がますますエスカレートし、地下鉄が全線ストップする事態となりました。デモ活動終結の出口が見えない状況ですが、政府は法律で市民を抑え込むのではなく、民主派議員の代表との対話を通じて、普通選挙実施へ向けてのロードマップを作るべきではないでしょうか。香港は過去にも幾多の苦難を乗り越えて発展してきました。今回も乗り越えてくれると信じています。 -
香港式BBQ
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2016.06.22 Wednesday 17:12
本日のブログネタは閑話となりますが、香港式BBQを紹介させて頂きます。香港式BBQとは日本のBBQとは異なり、先が二つに割れた鉄串に肉やソーセージを刺して、炭の上でじりじり焼くスタイルです。当然のことながら焼きあがるまでに相当の時間がかかり、なかなかお腹が一杯になりません。
何事にもせっかちな香港の人達が、なぜこんなに手間のかかるBBQを好んでするのか最近まで不思議だったのですが、先日、香港人の友人の誘いで香港式BBQに参加させて頂き、その理由がようやく分かりました。
香港人の友人に指定された集合場所は、香港の郊外、馬鞍山にある白石BBQ場という所でした。開始時間は午後2時、終了時刻は午後10時予定ということで、8時間もかけてBBQをするのかと思って耳を疑いましたが、午後2時〜午後10時の間であれば何時に来ても良いとのことでした。
私は午後3時すぎにBBQ場に到着したのですが、既に沢山の香港人達が例の鉄串を使って、じりじりと肉を焼いていました。私は先に昼食を済ませていたので、事なきを得ましたが、一緒に参加した日本人の友人はなかなか焼けない肉にやきもきしている様子でした。
香港の人達は肉をじりじり焼きながら、周りの人達との会話や写真撮影を楽しんだり、冷房の効いた個室でトランプゲームを楽しんでいる人達もいました。「なるほど」と、ここで合点がいきました。香港の人達にとってBBQはお腹一杯食べることが目的ではなく、普段の忙しい生活から離れて、ゆっくりとした休日を楽しむことが目的なのだと思いました。
日もとっぷり暮れて、BBQ場に子豚の丸焼きが運ばれてくると、がぜんBBQ場の雰囲気は盛り上がります。ある者はデザートのマシュマロやバケットパンを焼き続け、ある者は男女の会話を楽しみながら・・。
そして本当に午後10時の閉店時刻まで参加者ほぼ全員が帰ることなく、日常とは異なるBBQ場のゆったりとした雰囲気を楽しみ、最後は日本式の三三七拍子で締めくくりとさせて頂きました。香港の若い人達と交流させて頂き、私も久しぶりにリラックスした楽しい時間を過ごさせて頂くことができました。 -
どうなる2016年?各業界の景気を大胆予想!
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2016.02.28 Sunday 18:11
去る2/25(木)に開催された香港和僑会の第126回定例会では、香港在住の日本人風水師である彦坂久美子先生をお招きして、「どうなる2016年?各業界の景気を大胆予想!」というテーマでご講演頂きました。非常に目から鱗な話が多かったので、自分自身の備忘録も兼ねて、ご講演頂いた内容を本ブログに記載させて頂きます。
・今年は「金の業界」の運勢が良い。具体的には、金融、保険、金属、機械、自動車、医学、風水、法曹界、公務員、口を使う業界。こうした業界に属する人達は、口を動かせば動かすほど、運勢が良くなる。
・2016年は衝突・口論・紛争が起きやすい年になる。日本・台湾・米国で軍事力を増やす動きが続く。
・旅行・引越し・出張などには良い年、動けば動くほど、運勢が良くなる。レジャー・旅行などで、太陽の光を沢山浴びると、更に運勢が良くなる。
・美がキーワードの業界は儲かる。美容外科、ホワイトニングなどが流行るだろう。
・女性の時代がやって来る。女性の収入が向上、女性が社会で活躍、女性の昇進昇格が増える。男性は守りに入った方が良い。
・部屋の中で、西南は母、西北は父を意味する。西南と西北の部屋をいつも綺麗に片づけておくことで、運勢が良くなる。西南の方位に座ったり寝たりすることで、更に運勢が良くなる。
・2016年は自然災害、疫病が発生しやすい。
・株式市場は8月までアップダウンが激しくなる。水と知恵が不足するため、石油とロシアの問題、世界恐慌のリスクが高くなる。為替は円高傾向が続き、金の値段が高くなる。欧米市場は回復するが、中国は景気後退が続く可能性が高い。 -
学校では教えてくれない魅力的な人に育てるコミュニケーション術
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2015.12.13 Sunday 14:18
昨日、上海和僑会の6周年記念講演に参加してきました。講師の岡根芳樹先生の話は、日本の教育の問題点を明確に伝えているだけではなく、劇団出身のコミカルなトークで会場は大いに盛り上がりました。講演内容の概要は以下の通りです。
講演タイトル:学校では教えてくれない魅力的な人に育てるコミュニケーション術
<ご自身の経歴について>
・17歳〜31歳まで劇団運営。それだけでは食べていけないので、フルコミッション営業で生活費を稼ぐしかなかった。
・同じ物を扱っていても、売れる人と売れない人がいる。売れない人の方が圧倒的に多いが、売れる人は断トツで成績が良い。売れるためのノウハウを研究したいと思った。
・心理学を学び、どうやって他人の価値観を変えることができるか研究した。心理学は教育現場、社員教育でも役に立つ。
<現在の教育の問題点>
・全国の小中学校で子供のカースト制度が発生している。親も先生も知らない間に、奴隷扱いされる子供がいる。
・学校はPTAからクレームが来ることを恐れて、本当の教育ができていない。
・失敗することを恐れてはいけない。恥ずかしいことを乗り越えた先に成功がある。
・失敗=おめでとう文化を作る。挑戦したことを褒めてあげないといけない。
・命令コミュニケーションは役に立たない。
<心に響くコミュニケーション能力を身に付けるには?>
・日本ラクビー代表はロスタイムPKで同点だったのに、勝つために最後のトライを目指した。引き分けでは歴史は変えられない、必ず勝利する必要があることを全員が知っていた。
・心には目に見えない扉がある。音楽は歌詞よりもメロディーが大切。心に分からせるのではなく、響かせる必要がある。
・子供を叱るときは、同化・同調し、子供に問題意識を持たせる必要がある。
・人間はコミュニケーションという魔法が使える。疑問形、質問形で、相手の口から引き出す必要がある。
・命令形は相手の心を閉じさせる。信頼されていない、愛されていないと感じる。
・疑問形は信頼されている、愛されていると感じる。
・なぜ叱るのか、理由を伝える。1番は愛情があるから、2番は可能性があるから。
<武士道の粋>
・善か悪かの価値観は危険。ISは自分達が正義だと思っている。
・武士道の粋か野暮かで物事を判断する。粋とは相手を優先させる生き様。
・粋な子供はいじめられても平気な顔をしている。
<岡根芳樹先生プロフィール>
ソーシャルアライアンス代表取締役社長。1964年和歌山県出身。若かりし頃は劇団を主宰し、脚本演出を手掛ける傍ら、フルコミッションの営業で生計を立てる。心理学と演劇の手法を応用し、現場学を活かした独自のトレーニングシステムを開発した実践型ロールプレイングの第一人者。現在は、企業や組織に対し、実践の現場を想定した即効性のある研修に加え、学校や家庭内における子育てのためのコミュニケーションスキルの講演が増加。ご本人の家庭では、高校3年の夏まで一切学習塾に通わせず好きなことを伸び伸びとさせて上、大学受験では上智大、東大に次々と合格。成果にこだわった人材教育、真剣かつ笑いありのトレーニングで受講者にやる気や個々の力を引き出す、まさしく演出家のような魅力溢れる講師である。
<私の感想>
仕事で壁にぶつかったとき、全ての問題はコミュニケーションで解決できるのではないか、そんなことを改めて実感させられました。物事を善か悪かで判断するのではなく、粋か野暮かで判断した方が良い、この言葉も非常に印象的でした。上海長期出張は今月で終わり、月末には香港へ戻りますが、上海和僑会を通して多くの魅力的な人達にお会いできたことが大きな財産になりました。 -
中国「独身の日」商戦でアリババが記録的売り上げ
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2015.11.12 Thursday 19:37
中国では「11月11日」は「独身の日(中国語で光棍節)」と呼ばれています。「1」が並ぶ日付を独身者が並ぶ様子に見立てて、未婚者が自分のために買い物をする日として定着しています。
今年の「独身の日」商戦では、ネット通販最大手のアリババ集団が1日で売上912億元(約1兆7000億円)を達成し、昨年の記録の60%増を記録しました。アリババ集団によると、最初の1時間の売り上げは39億ドル(約4800億円)で昨年の倍近いペースでした。
「独身の日」はアリババ集団が2009年に打ち出して以来、急成長してきました。今ではライバル社のJD.comなど複数の小売業者が参加しています。アリババ集団によると今年は同社サイト上で25カ国から4万の業者と3万のブランドが特売に参加、同社の通販アプリ「淘宝網(タオバオ)」の利用者は1億3000万人に達しているとのことです。
アリババの張勇(ダニエル・チャン)最高経営責任者(CEO)は、24時間の特売マラソンの間に主に携帯端末の利用者を対象に、「1時間ごとにサプライズを用意する」と期待感を盛り上げていました。張氏はさらに「全世界がこの11月11日、中国の購買力を目の当たりにする」との声明を発表していました。
今年は中国経済の減速に関するニュースが多くなってきておりますが、少なくとも個人消費に関しては減速の影響は見られず、中国国内でも「爆買い」ブームが続いています。私の知り合いも「独身の日」商戦にあやかり、通常価格3,600元のパソコンを1,900元で購入することができたと喜んでいました。私自身ももう少し中国語がうまくなったら、次回トライしてみたいと思います。 -
セントラル占拠行動(11)
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2014.12.12 Friday 15:32香港の警察当局は12月11日、民主派が占拠してきた最大拠点、金鐘の幹線道路でデモ隊を強制排除しました。選挙制度の民主化を求めて2カ月半に及んだ占拠は中国や香港の政府から一切の譲歩を得られないまま事実上、終結しました。警察は幹線道路上にあったバリケードやテントを撤去し、最後まで座り込みを続けた学生団体幹部や立法会議員ら209人を逮捕しました。学生らは抵抗せず、大きな混乱はありませんでした。少数のデモ隊が残る香港島の繁華街、銅鑼湾でもバリケードを近く強制撤去する方針とのことです。
今回のデモはもともと自発的な集まりで明確な指揮系統はなく、成果を得られずに強硬派を抑えられなくなると、学生団体の戦術は迷走し始めていました。占拠が長引くにつれて市民の共感は薄れ、世論調査では「占拠を終えるべきだ」との意見が7割を超えるようになっていました。デモを主導してきた香港学連の周永康秘書長は、75日間にわたる占拠で民主派が得た具体的な成果はゼロに近いが、「香港社会を目覚めさせる効果は大きかった」と強調しています。
当初は警察の強制排除に対する反発から多くの市民を巻き込む形で盛り上がったデモ活動でしたが、ここ最近は学生団体の迷走も目立ち始め、具体的な成果を何も得られないまま、市民生活への影響だけが大きくなっていく状況では、今回の強制排除はやむを得ない措置と言えるのかもしれません。少なくとも学生達は香港で言論の自由を守る戦いには勝利したと言えますし、香港が開かれた自由な国際都市であることを世界中に発信することができました。そのことだけでも、今回のデモ活動は大きな意義があったと言えます。今後は戦いの舞台を変えて、道路を占拠しない形でのデモ活動を継続していけば良いと思います。香港の完全な民主化への道は、まだ緒についたばかりなので、地道に頑張っていれば、いつか必ず大きな成果が得られると思います。
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焼肉善充
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2014.12.08 Monday 12:0211月に銅鐸湾で新しくオープンしたばかりの「焼肉善充」へ行ってきました。値段がリーズナブルで、お肉のクオリティも高く、白桃サワーなどのドリンクメニューも充実していて、大満足でした。早速、多くのお客さんで賑わっていたので、週末は予約していった方が無難でしょう。
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セントラル占拠行動(10)
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2014.12.07 Sunday 22:44私達、香港在住者にとっては、今回のデモ活動は既に日常生活の一部となっています。
香港の高等法院(高裁)は1日、民主派の最大の拠点である金鐘の幹線道路の一部について占拠禁止命令を下しました。これに先立ち香港の学生団体は政府本部庁舎の包囲を試みるなど行動を過激化させたが、警察の反撃で失敗に終わり、民主派の内部から撤退論も出始めています。2カ月以上に及ぶデモ隊の占拠活動は最終局面にさしかかっています。高等法院は1日夕、バス会社からの「道路占拠で損失を被っている」とする申し立てを認め、金鐘の幹線道路の一部について占拠禁止を命じました。民主派は異議を申し立てる方針のようですが、司法手続きが確定するにはなお時間がかかるとみられています。香港政府トップの梁振英行政長官は1日の記者会見で「警察による強制排除を望む市民の声は高まっている」と強調する一方、具体的な時期には言及しませんでした。警察は裁判所の最終決定を待って、金鐘でもバリケードやテントの強制撤去に乗り出すとみられています。
先週、デモ占拠現場の一つであるモンコック地区でバリケードが強制撤去された際には、警察とデモ隊の衝突も発生していたため、香港訪問を心配されるお客様からご連絡を頂いたりしておりますが、基本的には平和的なデモ活動であり、デモ占拠現場以外の場所では各金融機関が通常通り営業しているので、香港での銀行口座開設や運用プラン申込をご検討されているお客様は、予定通り香港にお越し頂いて問題ございません。私達、香港在住者にとっては、今回のデモ活動は既に日常生活の一部となってしまっており、学生さん達が最大拠点の金鐘で頑張り続けるつもりなら、デモ活動が長期化するのもやむを得ないと考えております。
日本から来られるお客様から今後の香港情勢を心配されるお問い合わせが多いのは、日本国内の報道姿勢に問題があると思います。日本のテレビ各局は、ほんの数時間の間に起きた警察とデモ隊の衝突場面を繰り返し報道するだけで、今回の問題の本質を全く伝えようとしていないように思います。香港に来て、地元のテレビ番組を見て頂ければ、学生、市民、政府それぞれの意見を一定の割合でバランス良く報道されていることがお分かり頂けると思います。まさに事件は会議室ではなく、現場で起きているのですから、香港のデモ活動の本質を知りたい方は是非、香港現地に足を運んで、ご自身の目で、香港のイマをお確かめになられることをお薦めさせて頂きます。デモ占拠現場の視察についても、基本的には平和的なデモ活動なので、デモ参加人数が少ない平日の昼間に見に行って頂ければ、身の危険を感じることもありませんし、今回のデモの本質をご理解頂けるのではないかと思います。 -
経営者になることと経営すること、明暗の分かれ道in中国
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2014.11.30 Sunday 22:21去る11月29日(土)に開催された第76回深セン和僑会定例会におきまして、上海エリス・コンサルティング代表兼首席コンサルタントの立花聡氏より「経営者になることと経営すること、明暗の分かれ道in中国」というテーマでご講演頂きました。
今回の講演は、経営哲学と中国学という二つの「学」に関する経験談を交えて、面白く、分かりやすく説くことを目的に、講演用のレジュメや資料、パワーポイントなど一切なし、ギターなしの弾き語りと落語を足して3で割って、プラス若干の真面目なアルファといった感じのライブ講演となりました。今回ご講演頂いた内容は、以下の通りです。
<経営者になること>
● 私はこうして会社を辞めました
● 自由を手に入れるということは
● 必ず失敗する起業とは
● やめたほうがいいこんな中国起業
● 中国市場の売れ筋商品とは、靴屋と百貨店
● 品質よりも顧客目線・顧客感性を優先
<経営すること>
● 過去否定・自己否定と批判的思考
● 性善説と性悪説@中国
● 取引コスト!管理会計は経営者の必須
● 究極の経営〜客を選ぶこと
● 解雇を「善」と考える経営者になれ!
● 中国市場ではなく、中国人市場だ!
<そして・・・>
● 衰退する市場と衰退しない経営
立花氏の気迫のこもった講演に会場は静まり返りましたが、多くの参加者がウンウンと頷きながら、真面目に話を聞いている姿が印象的でした。私自身、25歳のときに立花氏の後輩としてロイター通信社で働き始め、入社初日から仕事は一つも教えてもらえず、ロイター通信社の社訓は「Show me the money!だ」と言われ、営業経験は一つもないのに、泣きそうになりながら営業訪問を繰り返していた日々を昨日のことのように思い出しました。あれから15年間、私はずっと偉大な先輩の背中を追い続けてきましたが、私はいまだに先輩の背中を越えることができておりません。立花氏は10年後のリタイアを宣言しているので、何とか10年以内に偉大な先輩に一歩でも近づきたい、これが私の仕事の最大のモチベーションとなっております。いつかそんな日が来るまで、日々の業務を淡々と頑張り続けるのみです。 - ←back 1/12 pages next→